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3次元CADと2次元CADの違いについて

2022/04/01
設計支援ツールとして利用されているCADは、3次元CADが主流になってきています。

ただ、3次元CADが主流だからと言って、2次元CADの出番がなくなったというわけではありません。
両者は機能や特徴が違うので、用途に合わせて導入するのが望ましいです。
そこで今回は、3次元CADと2次元CADの違いについてご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

▼3次元CADと2次元CADの違い

■視点

・2次元CAD
各視点(正面、平面、側面)から見た構成を平面で表します。
視点は固定になるため、表した構成以外の視点から確認することはできません。
別視点から確認するためには、別の図面を用意します。

・3次元CAD
コンピューターの仮装3D空間に立体形状を作成します。
立体のため、どの視点からも確認ができるので、詳しく形状を把握することが可能です。

■役割

・2次元CAD
平面上で図面を作成するのがメインなので、初期の設計図や試作を作成する場合に活用されます。

・3次元CAD
立体はもちろん、体積、質量、表面積、重心などの算出ができます。
そのため設計を検証するために活用されます。

■メリットとデメリット

・2次元CAD
メリットは、手書きと同じ感覚で図面の作成ができます。
またコストも安く、フリーソフトもあるので導入がしやすいです。
デメリットは、立体の図面が作成できないので、各視点を確認するためにはその都度図面を作成しなければなりません。

・3次元CAD
メリットは、立体のため多くの視点が確認でき、完成形がイメージしやすい点です。
さらに動作の検証もできるので、修正作業を減らすことができます。

デメリットは、2次元CADに比べコストがかかることです。
また機能が豊富なため、ハイスペックなパソコンが必要となります。

2次元CADと3次元CADはそれぞれ機能や特徴が異なるので、用途にあったものを選びましょう。
フリースタイルデザイン株式会社では、3次元CADを使用した設計をおこなっています。
ご興味がある場合は、ぜひお気軽にお問い合わせください。