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機械部品の製作工程について

2021/04/22
機械やロボットを製作する際は、小さな部品を組み立てて1つの製品に仕上げます。
さらに、その部品を製作するためには小さな金属などを加工して所定の形にする必要があります。
今回は、機械部品の中でも金属部品にスポットを当てて製作工程をご紹介します。

▼ネジ付きシャフト
ネジ付きシャフトは、「切出し→圧造→切削加工→めっき」という工程で加工されることが多いです。
『大量生産・低コスト・耐蝕性が高い・耐摩耗性が低い』というのが特徴で耐摩耗性を上げる必要がないので、焼き入れを行った後に焼き戻しは行いません。
また、大量生産でコストを抑えなければならないので細い部品を圧造で太くし、細いネジ部分などは切削加工を施します。
最後に耐蝕性を上げるためにめっきを加えます。

▼歯車付きシャフト
歯車付きシャフトは、「切出し→鍛造→切削→焼き入れ→焼き戻し→切削→防錆油塗布」という工程で加工されることが多いです。
『加工精度が高い・耐摩耗性が高い・表面の粗さがある』というのが特徴でそれぞれの部品で求める条件が異なるので、図面の部品に合わせて加工工程を決めていきます。
たとえば耐摩耗性を求める場合は、鋼材を用いて焼き入れ・焼き戻しを行います。

▼まとめ
機械部品には様々な種類があり、製作工程も部品によって異なります。
機械部品は製品の質に大きく関わってくるので、製作には専門的な技術と知識が必要です。
弊社では機械部品の製作からロボットの製作まで対応しているので、興味のある方は気軽にお問い合わせください。