2Dと3DCADデータの違いとは | コラム | 静岡県沼津市 片浜駅【フリースタイルデザインズ】

時代は2Dから3Dへと移行しつつありますが、2Dと3DCADデータはそもそも何が違うのでしょうか？
そこで今回は、2Dと3DCADデータの違いを解説していきます。
▼2DCADと3DCADの違い
具体的には何が違うのでしょうか？違いを見ていきます。
■視点の違い
2DCADの視点は、正面図、平面図、側面図で構成され、図面は三角法にともない、ｘ、ｙ、ｚの視点から描かれています。
3DCADの方では、コンピューターのメリットを活かし、仮想空間に3つの軸を使った立体を構成しています。

■特徴の違い
2DCADは、三角法で描かれた図面から物の形を想像するので、三角法を理解していないと形を認識することができないです。
しかし3DCADは、立体を構成するため、物の形を視覚的に認識するのが簡単です。
誰でも物の形を認識できるため、情報が共有しやすいのと、コミュニケーションも円滑しやすいです。

■機能面の違い
2DCADは、主に図面を作成するのが用途となります。
一方3DCADは、立体的なモデルを作成するため体積や表面積、質量、重心などを算出することができます。

■図面管理の違い
2DCADの場合、視点ごとにファイルを作成し、複雑な図面を作成するごとに管理するファイルも増加します。
そのため工数も増加していきます。
3DCADの場合だと、立体的なモデルを作成後、必要な視点の図面を2Dに切り出すという手法を用います。
そのため管理するファイル数や削減や簡易的なミスなどで生じる工数の削減も可能です。

▼2DCADのメリット、デメリット
2DCADのメリットは、コンピューター上で作成できるので、図面データの保存や修正、再利用が可能です。
また初期段階の構想設計の段階に多く用いることもできます。
デメリットは、製造業だと構想及び詳細設計を行う過程で、さまざまの検討や検証が必要となります。そのため試作検討の段階で工数がかかりやすく
なるという点です。
▼3DCADのメリット、デメリット
3DCADのメリットは、3DCADで作成されたデータは簡単に誰でも形状を確認できるという点です。
デメリットは、3D設計では今までの2D設計と設計手法、操作は大きく違うので思考の転換が必要となります。

導入を考えている方は、2DCADと3DCADの違いを理解したうえで合ったものを検討しましょう。